カルネアデスの庵

健全な好青年の

10/19

雑記

 

真の上司が私の事務所にやってきた。

これからは直で仕事を指示、指摘してくれる。

仕事に没頭したかったところだ、丁度いい。

 

残業に抵抗は無い。

仕事は無いが、上が帰らないから帰りにくい環境が不快なだけだ。

仕事をしている間は嫌な事も忘れられるだろうから。

 

身体も問題ない。

食事と入浴、歯磨きとスキンケアさえ出来れば人間は生きていける。

部屋の片付けもたまにでいい。

今はとにかく、大事な思い出すら忘れる程仕事に没頭したいのだ。

休みの日に出るのも嫌いじゃない。

他の社員に優越感を抱きながら仕事出来るからだ。

 

社畜じゃない。

ただ今はもう、全部忘れたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

レイは学習能力が高い。

 

彼は私がケージを叩くと餌だと思って近寄った事があったが、今はもう無反応になってしまっている。

私の事を日々学習しているのだ。

中々シェルターから出てこない。

餌をやるとパクツイた後、一瞬で帰るからだ。

だが元気ではあるようで、2日に1度、3粒をやるようにしている。

 

とにかく彼を、手に乗せたい。

方法については、まだ思案中だ。