カルネアデスの庵

健全な好青年の

10/25

仕事に関して、やや昇進したようだ。

昇給もするだろう、だからといって何も変わらないが。

 

あと、上司に初めて責任を押し付けられた。

 

詳しくは記さないが、以前話した全く尊敬に値しない上司E、及び尊敬できる上司A.Bが私の上には存在する。

 

私とEで半々程度の失態を犯していた。

失態と言ってもプロジェクト自体は進行可能なのだが、これ以外の案件で同様のケースがあればプロジェクトそのものが頓挫しかねない、重要なミスだ。

ミスの発端は私だ。間違いない。

役所への確認において知らない事があった点、未熟だった点においては認める他ない。

 

だが、全体の把握に関する業務はEの仕事だった。

Eが言うには、

『私〔ブログ主〕が見ていると思ったから』

 

気付けば周囲も失敗ムード、私をなだめる雰囲気になった。

案件全体の把握に関して、Eは対応する場所に、私はその足掛かりの業務でのさわりの部分で電話のみ軽くしていた。しかもあろうことか、私の掛かる部分以外は全てミスも無かったのだ。

こんな事を書いてもどうしようもない。だが、

奴は自分にも非がある旨の話を一切しなかった。

そして私は残業、奴は定時でそそくさと逃げた。

 

次似たような話があっても、私は奴を庇わない。

憤りの多い一日となった。

明日も、その対応で追われるだろう。

ああ、憎たらしい。

 

 

 

 

 

 

 

上司への憎悪とは裏腹に、私の精神状態は変わりつつあった。

 

 

元カノへの未練は、いつまでも消えない。

だが、いつの間にか共生出来る様になった。

無心に走り、読書に耽る。

仕事に嵌り、安らぎを愛する。

やがて悲しみも薄れ、消えていくのだろう。

 

 

いつか忘れる事が、あるのだろうか。